Amazfit Cheetahが一番軽くて着用感が快適
長距離を走るマラソンは、ひとりで黙々と行うスポーツだと思われがちだが、実はそうではない。家族の応援もあれば、沿道からの声援もある。それらと一緒にフィニッシュラインを目指して走り切るのだ。
またフィニッシュゲート付近で、「お帰りなさ~い!」「ナイスランです!」など、ランニングイベントのMCがかけるひと声もランナーに最後の力を奮い立たせるもの。自らもランニングを楽しみ、ランナーの気持ちが分かるMCとして活躍する丸山果恋さんは、フィニッシュを目指して走るランナーを勇気づける声を全国の会場で届け続けている。
「マラソンも走りますし、トライアスロンも趣味なのか、仕事なのか、かなり境目が曖昧なところで楽しんでいます(笑)。その際にラン、バイク、スイムのデータがとれるスポーツウォッチ、スマートウォッチは必須のギアですね。これまでいろいろと使用してきましたが、Amazfit Cheetahが一番軽くて着用感が快適だと思いました」
Amazfit Cheetahの重量は47g。一般的にスマートウォッチの重量とバッテリー駆動時間は比例しているとされ、軽量モデルはバッテリーがあまりもたないことが多い。しかしこのモデル、最大で14日間、高精度のGPSモードでも最大26時間駆動するなど、驚くほどのロングバッテリーを実現。一般的にフルマラソン大会の制限時間は6時間ほどなので、ペースや走行距離、心拍数などを記録しながら使用することができる。
「私のフルマラソンのベストタイムが3時間44分20秒なので、フィニッシュまで問題ないですね。なんなら6回分も走れます(笑)。もっと距離が長いウルトラマラソン(42.195㎞以上のレース)に挑戦することもあるかもしれないですが、その際にも十分に助けになってくれると思います。また充電もあっという間に完了するところもいいですね、ムダな時間を省くことができます」
フルマラソンで4時間を切って走ることを「サブ4(フォー)」という。フルマラソン完走者の上位約20%と言われ、市民ランナー憧れの称号と言えるものだ。サブ4ランナーになるためには、トレーニング量・時間に加えて、効果的、質の高いトレーニングも必要になる。
「Amazfit Cheetahはただ走ってそのデータを計測するだけではなく、トレーニングメニュー、特にインターバルトレーニングが準備されているところもすごくいい!」
インターバルトレーニングとは、「速いペースで走る→ゆっくり走る」をセットとしてこれを数回繰り返す、かなり強度の高い練習法法。これを行うことで心肺機能のほか、脚の筋力アップにも効果が期待できる。上位のランナーともなれば、強度の高いトレーニングを行っているが、ランニング用スマートウォッチとして登場したAmazfit Cheetahは本格的なトレーニングにも対応している。
「『速く200m→200mゆっくり』とか、『速く30秒→30秒ゆっくり』とか、距離でも時間に関係なくインターバルが設定できるところが優秀! 回数も自由に設定できますし本当にやりたいトレーニングができます。なかなか自分では行いにくいキツい練習ですが、これをサポートしてくれるのはありがたいですね」
細かくペースを上げ下げするにはGPSの精度の高さも必要。Amazfit Cheetahには、円偏波GPSアンテナに加えて、6つの衛星を測位するシステムが搭載されている。このため数メートル単位の位置情報もしっかり捕捉し、ランニングのレベルアップに生かすことが可能だ。
アプリとの連動もスムーズ
「スマホとのペアリングや、走り終わった後のデータの移行もすごく素早くスムーズでした。ランニングのデータのほか、睡眠の質、PAI、月経の周期なども確認できるので、総合的に健康管理ができる印象です。アプリによっては見たいデータがみつかりにくいものもあるのですが、Amazfitのアプリは全部がまとまっているのも気に入っているポイントですね。あと『呼吸トレーニング』もよく使っています。本番後にリラックスしたい時など手軽に使えるのは本当にありがたい機能です」
スマートウォッチと連動するZeppアプリでは、ランニングのデータ、トレーニングの進捗具合、身体的な情報のほか、データウォッチフェイスの追加などさまざまな情報にアクセスできる。ランナーに対しての特に面白いものとしては、『Zeppコーチ』機能がある。
目標とする大会の日程、自分の走力、タイムを目指すか、体力レベルを向上したいのか、などの簡単な質問に回答していくだけで日々のトレーニングメニューをすぐに決めてくれる。無理なく大会までトレーニングができるように、しっかりと休養もとりながら、強度の高いメニュー、強度の低いメニューをバランスよく提案してくれる。
「コーチ機能を使おうとしたのですが、目標としている大会が直近すぎて『この日程ではコーチ機能が使えません』というメッセージが出てしまいました・・・。逆に言えば、使わせてくれないというのも、信頼できるところですね。ぜひ使ってみたいので楽しみにしています」
普段使いできるデザインも◎
「デザインとしてはスポーティーな印象ですが、普段からカジュアルな私には日常でも違和感なく使いやすいです! またウォッチフェイスがすぐに変えることができるので、ランニングの時と普段でサッと切り替えています。普段づかいといえば、スマートアラームもいいですね! 自然な目覚めをサポートしてくれるので、朝スッキリ目覚めることができます。アラーム音でなく、バイブレーションで起こしてくれるので、すごくすっきり目覚められます」
●丸山果恋/ランニングイベントのスポーツMCのほか、ラジオパーソナリティーやナレーターとしても活躍中。マラソンのほかトライアスロンなど、さまざまなスポーツを自身でも楽しみ、その魅力を伝えている。
●取材・撮影:今 雄飛(こん ゆうひ)