軽さとデザインが最高です!
「軽さとデザインが最高です!これまでもスポーツウォッチは色々と使ってきましたが『着けている感じ』がして使いにくいものもありました。でもAmazfit Cheetah Proは、実際の重量も軽いですし、装着感も軽い。すごく使いやすいものだと思います」
と話すのは日焼けした顔と笑顔が印象的な椎谷智広さん。いかにもランナーといったたたずまい。
ところで「箱根駅伝」についての説明はもはや不要だと思うが、年始のどこかフワッとした空気を引き締めるように、選ばれた学生たちが走るあの大会だ。椎谷智広さんは「松葉緑」のタスキを胸に、その中で走っていたランナーだった。
「2年の時には学連選抜、3年生の時には東京農大のたすきをかけて9区を走りました。全国レベルの大会は何度も出場しましたが、やっぱり箱根駅伝は違いますね。途切れることなく沿道に応援の方がいます。憧れていた大会ですが、ここまでスゴイのか!と思いながら走っていたのを今も覚えています」
日本の長距離界のレベルは高く、箱根駅伝に出場している選手の多くは中学生のころから本格的に走り始め、高校、大学とステップアップしていく。椎谷さんのようなパターンは珍しいかもしれない。レベルアップを支えていたのは、コツコツ走ることと、練習の記録をとることだという。
現役時代にこれがあれば、と思っちゃいますね(笑)
「大学時代はGPSの時計がなかったので、すごくシンプルな機能のものを使っていました。それに比べると今使っているものは格段の進歩を感じます。現役時代にこれがあれば、と思っちゃいますね(笑)」
Cheetah Proは、正確にペースや移動距離などを計測する位置測位システムを搭載するなど、ハイレベルなランナーの要求にも応える機能を持っている。
「気に入っているのが、インターバルトレーニングの機能です。距離と時間のそれぞれが細かく設定できるので、そのあたりは使い勝手がいいと思います。追い込む練習は今も好きなので(笑)、インターバルトレーニングはよく使っています」
さて椎谷さん、大学卒業後もそのまま走り続け、実業団の競合チーム「トヨタ紡織」に加入。例年、箱根駅伝の前日に開催される社会人日本一を決める「ニューイヤー駅伝」にも出場している。
「2013年の大会ではトップでたすきを受けたり、いい経験もありました。ニューイヤー駅伝は8回出場しましたが、年齢のこともあり引退を決めました。引退後はしばらく走っていなかったのですが、社内の市民ランナーを教える機会があり、また走る情熱がわいてきました。長い間、速い・遅いという評価軸のところで、ランニングをしていたので、市民ランナーの楽しみ方は新鮮でした」
これまでエリートランナーとして活躍していた椎谷さんにとっては、まったく別の次元で走ることを楽しんでいる市民ランナーたち。さらに走り方を教える上でもスマートウォッチは役に立つことも多いという。
「先ほど話したインターバルトレーニングもいいのですが、Zeppコーチも市民ランナーにはいい機能だと思います。それぞれの目標を入力していくと、最適なメニューが準備されるので初心者にも優しいですね」
着け心地が快適で、睡眠中に邪魔にならない
「睡眠の質がチェックできるのもいいと思います。走った後のリカバリーはすごく大切です。朝、睡眠スコアとして評価が出るので、『寝る前にスマホを見てしまった』「寝酒をしてしまった』など良くなかった時には原因も探れます」
「あと着け心地が快適で、睡眠中に邪魔にならないところも気に入っています」
「ランに適した足首の使い方が学べるので『縄跳び』もトレーニングに取り入れているのですが、これも計測できます。回数がカウントされるのにはびっくりしました!」
現在は「椎谷塾」というランニングコミュニティを作り、市民ランナーと一緒に走ることを楽しんでいる。
「追い込む練習も相変わらずやっていますが、ゆっくり走る楽しみも分かってきたつもりです(笑)。そんなときにCheetah Proのようなスマートウォッチがあるといいですよね。ときにはスピードを出して、ときにはゆっくり。それぞれに対応してくれますし、トレーニングのログが正確に記録できます。走りの目安になるので、特にランニング初心者の方が使うと、より走ることが楽しくなるかもしれないですね」
椎谷智広さん
東京農大時には箱根駅伝2回出場、トヨタ紡織時代にはニューイヤー駅伝8回出場とエリートランナーとして活躍。現在は椎谷塾を主催し、市民ランナーと一緒に走ることを楽しんでいる。
取材・撮影=今 雄飛(こん ゆうひ)